スタートライン -First☆Season- *秘密な恋は、俺様社長と?*
あたしの叫びも虚しく、お兄ちゃんの車は加速していく。
これ、絶対にジェットコースターよりもスリルあるから!
「っ…ギャ―――――っ!!」
***
「着いたぞ、桃」
「………」
車が目的地に到着した頃には、あたしは天に昇る寸前のところまで来ていた。
目が回りすぎて、動けもしない。
「桃、寝てるのか…?」
違います!
あなたの運転が雑すぎて話せないんですっ…!
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