スタートライン -First☆Season- *秘密な恋は、俺様社長と?*
「そんな訳で、俺今から部活だから」
「へっ………?」
ぶっ、部活………??
「部活遅れてまで、あたしに付き合ってくれたの??」
「まあ、俺の劇の練習も兼ねてたし、別に気にすることないよ」
「で、でも……」
噂によると、
野坂君はバスケ部だったんだけど、
スポーツ推薦で大学から呼ばれてるらしくて、
今はまた、大好きなバスケをしてるんだって。
「大丈夫。
それより、劇の練習頑張ろうな!
じゃっ…!!」
「えっ、ちょっと…!!」
あたしが呼び止めるも虚しく、
野坂君は教室を出て行ってしまった。
「あたしも帰ろ…」
何故か、胸がモヤモヤする中、
あたしもカバンを持って教室を出た。
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