スタートライン -First☆Season- *秘密な恋は、俺様社長と?*
本当の、気持ち…………??
「俺も薄々気付いてたよ。
佐々木の心の中には、俺は存在しないって…」
「野坂君…………」
野坂君は、あたしの肩に手を乗せると、真剣な顔つきで呟いた。
「行ってきな、佐々木。
まだあの人は学校内にいるはずだから。
俺のことは気にせずに、自分の気持ちに正直になって…!」
野坂君……。
キスされたことは嫌だったけど……。
「ありがとう……」
あたしは小さな声で呟くと、
ドレス姿のまま、また走り出した。
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