身長差15センチの関係
嘘か本当か。

どちらにしても、
このまま弓倉に抱きついてめそめそしている時間はない。

「仕方ないですね。はなしてください」

「うむ。すまんな」

言いつつ、まだ離れないふたり。

「まあ、カップを空にしていく時間ならあるぞ。そう思ったから誘ったわけだしな」

「はい」

高志は返事をする。
もう声に涙は含まれていない。

「きちっと話の続きがしたいなら、明日も来ていいぞ」

「そんなに毎日通ったら先生が困るでしょう?」

「うむ、まあな・・・」

弓倉は言葉を濁す。
高志は笑って見せた。

「大丈夫です」
< 87 / 146 >

この作品をシェア

pagetop