青空の下で投げた一球【編集中】

記憶の奥には…。





「篠岡ぁー」

「あぁおぉ」


育成としてプロの世界に入って数ヶ月。

さすがドラフトとかで入った選手たち。

ただのキャッチボールだけでも上手い。

一軍の選手が怪我をして

二軍の本拠地に来た時には

本当に焦ったし、

話し掛けられたときには

てんぱって何を言ったのか分からない。


でもその選手は本当に優しい人で、

育成の俺にも話し掛けてきてくれた

本当に優しい人で、

俺もこんな人になりたいなって思った。




二軍の本拠地とかは

ドームとかスタジアムとか

あんな綺麗じゃない。

高校生みたいに直射日光ガンガン浴びて

日焼けとか半端無い。

アンダーの跡とかくっきりついてるし。




「今日早めに終わるけど

飯食いに行かない?」


「あー…」


ドラフトで選ばれた同じ歳の川崎が

誘ってきたけど

今は何よりも練習したいんだよな。



「悪い。練習したいから」

「そっか、じゃあまた今度な」

「おぉありがと」



今年育成で選ばれたのは3人。

他の2人は大学出で、

もちろん高校野球を経験して

大学野球まで経験してる。

いろんな凄い人にあって

いろんな経験もしてるって事だ。

高校出でしかもあの田舎高校。

部員数も遥かに少ないし。

だから普通の高校生よりも経験の少ない俺。

だからここで今頑張るしかないんだよ。


後が無い『育成』

3桁の背番号。

チーム内で1番年下。

気持ち下に見られるこの感覚。


いろんな重圧がある。






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