恋 時 計 ~彼はおまわりさん~
「その抹茶味ちょうだい」
「だ~め」
「お願いー」
「じゃあ、半分こね」
「うん!」
もしかすると私たちは、
一線を越えたいと思う度に、
一線を越えようとする度に、
お互いの立場を考えてしまうのかもしれない。
二人の間にある、見えない距離を感じてしまうのかもしれない。
けどね、それでも私はおまわりさんの愛を感じるよ。
体を重ねなくても感じる。
一つのものを二人で食べる。
それだけで、私の心の鼓動は高鳴るんだ。
愛が溢れるんだ……。