恋 時 計 ~彼はおまわりさん~
「ごめん、美樹……。
ずっと言おうか迷ってたんだ……」
おまわりさんの言葉に、私の胸はズキッと音をたてた。
『ごめん』って……
嘘……
やだよ……
「ちゃんと話がしたいから場所を変えよう」
おまわりさんの手が私の肩に触れた。
「いや!」
話したくない。
話をしたら、私たち終わっちゃうんでしょ?
おまわりさんの手を振り払い、一人で家に向かおうとした。
私にとっては好きっていう気持ちの必死の抵抗だった。
それなのに、おまわりさんは私の手首を掴んで口を開こうとした。