恋 時 計 ~彼はおまわりさん~



「私、こんなんじゃ卒業まで心臓がもたないよ!」


「頑張れ! 卒業したら俺が責任とってやるから」



先生は笑顔で手をあげた後、職員室の方へ歩いて行った。






先生、やっぱりこの前の言葉は夢じゃなかったんだね……。



笑顔だった表情が、自然と元の位置へと戻っていく。







私は、どうすればいいのかな?


どうしたいのかな……。





答えを焦らないって決めたのに、



近くに居る先生

手の届かないおまわりさん



二人のことが頭から離れなかった。












< 498 / 712 >

この作品をシェア

pagetop