恋 時 計 ~彼はおまわりさん~
やだ――
スカートの上から、手の感触が伝わってきた。
怖い 怖い……
心臓が大きく震えはじめる。
私は逃げようと、体を右に移動しようとした。
すると、背後にあった気配が、スッと右側に移動し、私の動きを抑制する。
身動きが取れなくなった私は、その場に足を止めた。
どうしよう……
どうしよう……
私の思考を停止させるかのように、震えだした太ももを、体温を持った獣が触れ始める。
意識がそこに集中する間もなく、もう一つの獣が私の腰に触れ始めた。
嘘――
気がつくと、私は見知らぬ3つの影に囲まれていた。
逃げ場のない鳥かごの中のような、恐ろしい囲いの中に。