恋 時 計 ~彼はおまわりさん~
「おまわりさん……」
「もう少し……あと少しだけ待ってほしい……」
真っ暗な世界で、おまわりさんの想いが胸の奥に沁みた。
消えてしまいそうなくらい、切なく、愛しい
おまわりさんの鼓動……。
熱い涙が頬を伝い、おまわりさんの背中を強く抱き締めた。
ねえ、おまわりさん
この鼓動は嘘をつけない。
私と同じ、だよね……。
そうだよね……?
私は瞼を瞑り、二つの鼓動を感じた。