恋 時 計 ~彼はおまわりさん~
どうか、おまわりさんに会えますように。
交番の前を通る時、そっと交番の中を覗いた。
あれ……
おまわりさんがいない……。
今日は勤務って言ってたのに、おまわりさん以外の警察官が数人いた。
おかしい。
どうしていないの?
もしかして、怪我が悪化したの?
それとも――
今朝の電話のことを思い出した。
おまわりさん、
何かをしようとしてた……?
胸のざわめきが大きく渦を巻く。
私は不安に押し潰されそうで、ネックレスのリングを両手で握った。