夏の想
『笑夏~Eminatsu~』
~笑夏~


笑夏。


それは、たくさん笑った夏。




~次の日~


「あ、カバンだー…」


わたしは、琉璃と一緒にカバンを取りに行った。


カバンを取って、ポストを見ると、手紙が一枚入っていた。


それは私宛だった。


「琉璃ー、ちょっと先行っててー」


「オッケー」


そして、私は手紙の封を切る。


        夏芽へ
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二回も手紙を送ってご免なさい。
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返事が来ないのはわかってた。
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だけど、やっぱり、会ってほしいの。
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無理なお願いかもしれないわ。でもね?
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私、今一人暮らしなの。男はいないわ。
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携帯の電話番号、一応書いておくわね。
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090******** お電話ください。
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      お母さんより
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