都市伝説~メリーさん



「今泣いたって遅いんだよ……そんなんでメリーがお前たちを許すと思うか?」 

安子は何も言い返せなかった。

「いいか……とりあえず貴文」


「なっ……何………」

「お前もし警察がきたらメリーを呼び出した時と同じ事を話せばいい……待ち合わせ場所に来る途中に誘拐されて殺された事にすればいい……いずれは俺たちの所にも警察がくるだろう。俺たちの名前もだしていい口実はお前に任せる。全部お前にあわせるから」 



「わっわかった……これは僕ひとりの問題じゃないから………」

貴文は承知した。



「よし……他に意見のある奴はいるか?」


健太の問いに皆が首を横にふった。 






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