都市伝説~メリーさん
執事が退出した後
私は利江に一歩一歩と近づき利江の手をとり握りしめた。
「利江……」
名を呼んでも利江は反応しない。
「利江………」
私はもう一度利江の名前を呼んだ。
すると利江はそばにあったアンティークドールの人形を手に取った。遺体現場に落ちていたアンティークドール芽衣は人形にメリーと名付けとても大事にしていたのだ。
利江はまるで芽衣に話しかけるかのようにメリーに話しかけた
「怖かったわよねぇ………二週間もあんな真っ暗な場所で…痛かったしょ………痛かったでしょ?だって芽衣ちゃん……うぎゃあああああああああああ!!!」
利江は発狂した。