月の果て
「……?前に?」
ソフィは、首を傾げた。
「……………」
キルトは、眉をひそめてソフィから離れた。
───…もう、離れてしまうの?
「…キルト」
とソフィは、不安そうにキルトの後ろ姿に声を掛けた。
「自分の部屋に帰れ」
キルトは、冷たくそう言い放つと出口へと足を向けた。
…………ドクンっ
─────…どうして?
私、何かしたの……?
駄目、嫌よ。
キルトが………
キルトが行ってしまう────…っ
「キルトっ!!」
ソフィは、声を張り上げた。