月の果て
キルトは、一つ溜め息をついてから真剣な眼差しをに少女に向けた。
「………エリス様、お分かりですか?」
「何を」
「貴方が、ナタナエル王国の姫だという事です」
「………っ!そっ..」
「貴方は!……幽閉された悪魔と会っているのですよ?」
その言葉にエリスは、目を見開いた。
「その事実を、民が知ってしまったら──…」
キルトは、諭すようにエリスを見つめた。
「………そんな、事。分かってるわ..だけど──…だけど!私────…」
エリスは、泣き出しそうな表情でキルトを見た。