月の果て

〜キルトside〜密林の先に



「………き、キルト?」


と焦る声がキルトの後ろからした。






…………あぁ、もう。


コイツのせいで─────…




「ごめんなさい、勘違いをさせてしまったようで..」

と俯くエリス。




キルトは、笑顔で振り返った。


「いいえ、別に」




「キルトにも..大切な人がいるのね」

エリスは、
そう言って嬉しそうに微笑んだ。





「えぇ、まぁね」


お前さえ、いなければ─…




ソフィ..
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