月の果て
「……執事、ですか」
デカルトは、キョトンとした。
そして、急に大きく声を上げて笑い出した。
「デ…、デカルト様?」
ソフィは、不安そうにデカルトを見つめた。
そんなソフィに気がついたのかデカルトは、優しい目でソフィを見つめて
「あの方は、薔薇園にいらっしゃいますよ…」
と言った。
「薔薇…園?」
「はい。薔薇園へは、南へと歩いて行けばそのうち着きますので」
とだけ言いデカルトは、今度こそ部屋から出て行ってしまった。