月の果て
「…………」
と執事は、押し黙った後。クックッと喉を震わせて笑い始めた。
「ひどいわ!ひどいわ!」
とソフィは、赤くなりながら言った。
「すいません、見つかると思いませんが。ライアン見に来ますか?」
とソフィを優しく見つめた。
「………行くわ!」
ソフィは、まだ赤い頬で執事を睨んだ。
本当に失礼な方!
絶対に、キルトはいるんだから!
この執事に思い知らせてやるわ…っ!!
………というより、引っ掛かったのだわ!
キルトは、この執事の部屋にいる!
…勘だけど。