月の果て
しばらくして、しんと部屋の中は静かになった。
唯一、ライアンの寝息のみが聞こえた。
「……アナタの部屋、広いのね」
とソフィは、部屋の中をぐるりと見渡した。
ソフィに与えられた部屋の軽く二倍はする広さだ。
「そうですか?これくらいの広さ普通じゃないですか?」
と執事は、笑った。
………………生意気だわ。
執事のくせに私より広い部屋を与えられるなんて..
私は、この国の妃になるのよ?
………なのに、
ナタナエルは、なんて国なのかしら。
デカルト様といい…、
無礼きまわりないわ。