キミに恋をしてはイケない

*狭まる距離


【優姫菜side】


藤堂くんと この店に入って
何時間経つのかな??


彼の一つ一つの行動や仕草を見て
新しい彼を発見するたびに心臓が
ゆっくりと波を打つ


時間と言うものは 不思議と早く
いつの間にか 日が沈んでいた


「そろそろ…遅いし…出よかっ…」


「うん…」


私は静かにうなずく…
でも もう少し彼の隣りに居たかった…




< 80 / 339 >

この作品をシェア

pagetop