今宵、月の照らす街で
風を纏った大剣が舞い、全て“陰”を標的に、空を斬る。
死神は陰から無数の手と大鎌を繰り出し、その大剣を払い落とす。
無数の攻防の中、成二は足元に風の気を集中させ、前屈みになる。
明人がその真意を悟った時には、既に成二が間合いに入っていた。
成二が手にしていた大剣が、明人の首へと向かう。
明人はそれを跳んで避けると、真下に立つ成二に、気で増幅した突きを放つ。
攻撃の反動から、成二は避ける体制に無かった。
成二自身、それを悟ったのだろう。自らを風の中心に定め、局地的な暴風を巻き起こす。
明人の一撃は、大きな力故に、大きな反動となって、明人に大きな隙を生んだ。
成二は間髪入れずにそのまま地を蹴った。
向かってくる成二に対して、明人の纏った死神が自動的に壁になる。
成二の大剣は死神と交差し、二つの力がぶつかって、波動が広がる。
「俺は囮だ」
成二が口を開く。
その意味を理解した明人が、真上を見上げると、成二の持つ大剣以外の107本の刃が明人を向いていた。
「貴様…!」
明人が歯を食いしばる。そして成二は、風の気を更に膨張させ、呟いた。
「嵐月時雨」
死神は陰から無数の手と大鎌を繰り出し、その大剣を払い落とす。
無数の攻防の中、成二は足元に風の気を集中させ、前屈みになる。
明人がその真意を悟った時には、既に成二が間合いに入っていた。
成二が手にしていた大剣が、明人の首へと向かう。
明人はそれを跳んで避けると、真下に立つ成二に、気で増幅した突きを放つ。
攻撃の反動から、成二は避ける体制に無かった。
成二自身、それを悟ったのだろう。自らを風の中心に定め、局地的な暴風を巻き起こす。
明人の一撃は、大きな力故に、大きな反動となって、明人に大きな隙を生んだ。
成二は間髪入れずにそのまま地を蹴った。
向かってくる成二に対して、明人の纏った死神が自動的に壁になる。
成二の大剣は死神と交差し、二つの力がぶつかって、波動が広がる。
「俺は囮だ」
成二が口を開く。
その意味を理解した明人が、真上を見上げると、成二の持つ大剣以外の107本の刃が明人を向いていた。
「貴様…!」
明人が歯を食いしばる。そして成二は、風の気を更に膨張させ、呟いた。
「嵐月時雨」