kiss・kiss・kiss


「ふぁ〜、眠たい...でも、まだ終わってない。ここんとこ徹夜だよ〜」


あたしは、ベットに横になった。

マフラー完成まで後少し。時計の針は、もうすぐで01を指そうとしている。


あぁ、疲れた。でも、陵も頑張ってるはずだから、あたしも頑張らなきゃ。


あたしは、黙々とマフラーを編み続けた。

そして、時計の針が4に差し掛かったとき、よおやくマフラーが完成した。


「できた〜」


できたてほやほやのマフラーを抱き、ベッドに横になった。


間に合ってよかった。

ホッと一息ついてから、6時まで寝ることにした。


早慶大試験は、8時から。ここから早慶大までは、汽車を乗り継げばすぐにつける位置。だから、焦る必要は、ない。


そう思いながら、目を閉じた。




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