女っポイ俺の恋っポイ!【長編】



『な…なぁに言ってんだよ浩平~俺が恋って…!』


俺は苦笑いしながら浩平の背中をバンバンと叩きながら言う


『って…恋してるんだよ壱は』


『してねぇよ!』


少しムキになって言い返した


『……まぁじきにわかるんじゃなぃ?自覚するよ自覚』


呆れたように言う浩平


じきっていつだよ……

さんざん悩んできたんだよ…

てか恋なわけねぇじゃん…モヤモヤしてるのが恋とかありえねぇっての



『ぅおっ!ヤバい学校遅刻する!急げ壱』


『お!ぉお』


急いでかばんを持って学校に行く

遅刻しそうなときはじゃんけん無し!


ガラガラ

勢いよく教室に入りなんとかギリギリセーフ


『っはぁはぁ』


『ぉ!壱と浩平はよ』


高橋が席に座り手を挙げる


『おぅ…はよ』


『高橋!はぁ…っ』


ヤバい走り過ぎて息が………!


『なんだよ壱』


『お前っは…分かってたのかよ…浩平と考え一緒か?』


『考え?ってあのモヤモヤの?』


俺は鞄を机に置いて
イスに座り後ろを向く


『おぅ』


『まぁ~一緒だな』


ニカッて笑って言う高橋

やっぱり……
一緒か、


俺は…………


俺は立川に
恋してんの…?




< 41 / 318 >

この作品をシェア

pagetop