女っポイ俺の恋っポイ!【長編】



『うん……じゃあね』


戸惑いながらバイバイと手を降って教室をでて行く立川の後ろ姿をみることしかできない


『ぉぉ……』


はぁ~ぁ……


だるい…
俺は立川が教室をでて少したってから教室をでた
先生に話しなんかねぇけどな
ただプリント渡すだけだし



『壱ちゃぁん♪』


校門を通り過ぎたとき
後ろから声がした


『浩平…』


『あれ?機嫌わりぃじゃん』


駆け寄ってきた浩平は俺を見てそう言った


『おぅ…そか?…ぅん』

『ん?なに言ってんの?』


……今頃二人で笑いながら帰ってんだろなぁ

ぁ~峰岸のムカつく顔が頭から離れねぇ…



『あ…さっき立川さんと峰岸が一緒に帰ってたけどさ日直ってあんな遅いもん?』


『あぁ…教えてもらってたから』


『あらぁ~良かったわねぇ』


でた
かま言葉………


まぁ今は無視

言わなきゃなんねぇことあるしさ



『でさ……俺……


立川のことさ………


好きみたい…』


詰まりながらなんとか言った俺に


『おぅやっとか』


なんて簡単に言う浩平

な……
……やっとだよ…
やっと!!

悪かったなぁ…鈍感で


『じゃあ校門過ぎたときため息ついてたんは二人が一緒に帰ってたからか』


俺ため息でてたんだ…

また無意識だ


『おぅ…なんか…俺が教えてもらってたら峰岸がきて』


『ふーん』


ふーんて……

そこゎ
興味ないのかょ…





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