寂しい私に届いたプレゼント
学校

昨日の夜は特に

ひどかった…

朝、顔を洗うと…

目がしびれた…

鏡を見てみると…

目が腫れていて

麻痺していた…

私は眼帯をして

学校へ行くことにした…

『美鈴ー!ご飯よー!』

『わかったー』

父は夕方帰ってきて…
暴力を振るい気がすむと
また出かける…
そんな毎日、
おまけにお母さんが
働いている。


『美鈴?どうしたの?その目…お父さん…!?』

『…ごめんなさい
朝からお父さんの話ししないで?』

『美鈴…』

『行ってきます…』

『美鈴!ちょっと待って!美鈴!』

ガチャン…

私は《お父さん》
と聞くだけで夜の悲しみと憎しみがわいてくる…


< 3 / 30 >

この作品をシェア

pagetop