バレットフィンク
みんなは突然のタケシが発した問い掛けに対して驚きを隠せずにいた。当然といえば当然だろう。


普段から口数があまり多くはないタケシが、神妙な面持ちで、尚且つ語気を強めて自分達に語りかけているのだから…。


タケシは更に「話と言うのはバンドの事なんだけど、俺、今日限りでこのバンドを脱退する事に決めたんだ…」


余りの単刀直入な話し振りから、一同は更なる驚きと同時に、更なる衝撃と打撃を受ける事となる。


「俺が本当に求めているバンドは、オリジナルメインで、尚且つライブハウスでトリを務める様なバンドなんだ!」


その堂々とした言動に、一応リーダーを務めているイサムが、自分の権威を誇示するかの如く、すかさず口を挟んだ。



< 13 / 220 >

この作品をシェア

pagetop