バレットフィンク
「俺が脱退を決意した最大の理由は、プロになりたいからだ!」


「今のバンドでプロになれる可能性は正直言って悪いんだが、無理に近いと思う…」


タケシの腹にのしかかる様な重い台詞に対して、皆は反駁出来なかった。


何故なら皆、本気でプロになろうとは思っていなかったから…。


一同に自然と重苦しい沈黙が流れて行く。タケシ以外の全員はもはや、下を向くしかなかった。


そんな嫌な沈黙を打ち消したのは勿論、タケシである。


「俺はプロにどうしてもなりたいんだ。このまま、趣味で終わらせようとは全然考えてはいない!」


「だから俺は、友人のバンドに行く事にしたんだ。皆には勿論悪いと思ってるけど、何とか理解して欲しいんだ!」


ここまで言い終わると、コウスケがタケシに向かって


「その新しいバンドはオリジナルをやってるの?」


と興味と好奇心をそそられたらしく、問いかけて来た…。



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