バレットフィンク
コウスケは不安と好奇心の入り混じった面持ちで
「俺、一生懸命頑張るからリョウタ君を必ず説得してよ、お願いだから!」
と両手を擦り合わせて嘆願している。そんなコウスケの切実な頼みに対してタケシが
「とりあえずは俺達の演奏を聴いて貰わないと、俺の口から何とも言えないだろ!?全てを決断するのはリョウタなんだから」
とコウスケを眺めながら訴えかけた。その訴えに対してコウスケが神妙な面持ちで
「そうだね、タケシに権限がある訳じゃないんだから当然だな…」
と自分に言い聞かせる様に話す。
タケシは、自分がこれでプロへと続く階段をほんの少し、何段かを昇り始めた事実を忘れない様に、しっかりと胸の奥で噛み締めていた…。
「俺、一生懸命頑張るからリョウタ君を必ず説得してよ、お願いだから!」
と両手を擦り合わせて嘆願している。そんなコウスケの切実な頼みに対してタケシが
「とりあえずは俺達の演奏を聴いて貰わないと、俺の口から何とも言えないだろ!?全てを決断するのはリョウタなんだから」
とコウスケを眺めながら訴えかけた。その訴えに対してコウスケが神妙な面持ちで
「そうだね、タケシに権限がある訳じゃないんだから当然だな…」
と自分に言い聞かせる様に話す。
タケシは、自分がこれでプロへと続く階段をほんの少し、何段かを昇り始めた事実を忘れない様に、しっかりと胸の奥で噛み締めていた…。