バレットフィンク
そしてキョウジが更に追い討ちを仕掛けるかの様な勢いで


「これで落ち込んでいたらタケシ君、即罰金だからね!俺達は誰かさんから尻を叩かれながら乗り越えて来たんだ、当然だね!」


と、明らかな挑発をかまして来る始末である。キョウジの嫌味な挑発に、タケシは興奮気味の口調で


「そんな事は当然の話だ!そうじゃないとお前達に示しが着かないからな!」


「俺は何の心配も無い。とりあえずは活動に専念するだけだ!」


と、強がって息巻いたものの、ショックは思いの外大きかった。メンバー達は知らないが、タケシは淋しさのあまり、枕を涙で二日間濡らした程である。


その事実がショックの大きさを、まさに物語っていた。


そうしている間にバンドは、EPのレコーディングを開始する事となった…。



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