恋愛初心者×恋愛上級者
第五章

裏切り

〜俊Side〜


はぁ……

俺は今、美由といる。
さっき瑠璃とかゆう女の裸の写真を撮って、クラブに帰ってきたんだ。


「ねぇ、俊。」
「あ?」
「晴香ともセフレなわけ?」
「まあな。」
「ふぅん。まあいいや。」

こいつ、苦手なんだよな。
いちいちうっせーし。


「オイ、俊。」
「何?」
「それ、マジかよ。」

三宅が話し掛けてきた。

こいつはクラブの常連だ。
一応高一。

「明さん聞いたらやばいんじゃね?」
「知らねぇよ。つうか、明さん、中一のガキにやられたんだってよ。」
「マジかよ?明さんが?」

あの五月くらいの…
晴香んとこの体育祭んときに中一にナメられてたんだからな。

怖くねぇし。


「明さん、金あるからなぁ。逆らえないんだよな。」
俺は、タバコに火をつけた。

「ま、気を付けたほうがいいぞ。明さんは晴香にベタボレだから。」
「ああ。」



「あっれぇ〜三宅ェ♪」
「お、夏子…」
「久々にやろ♪」
「ああ。じゃあな、俊、美由♪」

そういって、女の肩に腕をのせて、行ってしまった。



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