―ホストな恋―
プロローグ
「なぁ…あたしなぁ~
キャバクラで働いてみたいねんけど…美咲…一緒に働かへん?」


ある日、
幼馴染みで親友の真希がイキナリ切り出した。

理由は特になく…
ただ遊ぶお金が欲しいと言う。

「なんで?
今バイトしてるんちゃうん?」

あたしが聞くと

「ん~…。
…でもなぁ…
時給850円やったら一人暮らし出来ひんし…」

「…まぁね~…」

真希は実家に住んでいて、
一人暮らしのあたしの家によく泊まりに来る。

今日もいつもの様に泊まりに来ていた。

最近やけに真希の荷物が増えたなぁ
と思っていた。

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