―ホストな恋―
結局、
2時間くらい飲んであたしと真希は店を出た。

オーナーさんと新人さんがビルの下まで
"送り出し"してくれた。

…いつもは自分達がお客さんにしてる事…。

そぅ考えるとなんだか笑えた。


真希と新人さんが話していると
オーナーさんが耳打ちした。

「番号聞いていい?」

ビックリして
顔が真っ赤になってるのが
自分でもわかった。


オーナーさんはあたしの携帯を取り
自分の番号を押した。

…オーナーさんの携帯が鳴った。


「アイチャンの番号ゲット~!!」

携帯の画面をこっちに向けて、ニッコリ笑った。

子供みたいな笑顔から目が離せなかった。




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