―ホストな恋―
あたしは振り返り智くんを見た。

「スッピンの方が可愛いやん」

あたしの濡れた前髪をあげて近付く顔。

智くんの唇があたしの唇にそっと触れた。

あたし達は始めてキスをした。

「出よっか」

お風呂から上がり腰にバスタオルを巻いたままベッドに向かう。
あたしもバスタオルを巻いたまま後ろをついて歩いた。

智くんはベッドに腰掛けあたしを膝の上に座らせた。

「いい?」

智くんに聞かれあたしはコクンと頷いた。

ゆっくりと押し倒され智くんが優しくキスをする。

その唇が耳や首筋を伝ってだんだん下へおりていく。

智くんはすごく優しく抱いてくれた…。

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