―ホストな恋―
智の店のビルの隣にあるコンビニの前に着いて、
しばらくすると智と女の人が一緒に出て来た。

酔ったお客さんは智に抱きついたりしている。

…見たくなかった…

いくら仕事だと解っていても…

やっぱり

嫌なモノは嫌。

その後一瞬、
智と目が合った。

智はあたしにクチパクで
"ごめんな!待ってて"
と言った。

それに気付いたお客さんがチラッとこっちを見て、わざとらしくまた智に抱き付いた。

智はお客さんと離れてエレベーターに乗って上がって行った。

時計はもう6時になろうとしている。


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