赤りんご




お昼ご飯は勝手丼を食べた。



ご飯を買ってから、色んなお店を回って好きな具を乗せていくのだ。



最後に回ったお店のおじさんが、マグロをおまけに付けてくれた。




「ありがとうございまーす!」



「兄ちゃんたちお似合いだから気にすんな!」



お似合いだなんて…



ニヤけた顔が元に戻らなかった。




勝手丼を食べてお腹いっぱいになった後、長距離のバスの移動があった。




お昼以降はまた牧場に行って、アイスクリーム作りや、バター作りを体験した。




一日が経つのは本当にあっという間だった。



何だかちょっと寂しいけど、でも楽しかった。



写真もいっぱい撮ったし、


思い出いっぱい…!



二人の時間も、存分に楽しむことが出来た。




宿舎に戻るバスの中、疲れたのか亮太は眠っていた。



亮太の寝顔…初めて見た。



カワイイ…



起こさないように、


バレないように……



亮太の寝顔を、こっそり写真に撮った。



また一つ増えたね…



修学旅行の思い出。




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