お兄=秘密彼氏
「おい…姉貴……」



いきなり 低い声で話しかけてきた昌樹


まるで 恐ろしいものを見たような……



そんな声だった





「この事故の怪我人って……
兄貴の高校の人たちだよな?」



「えっ?」



その言葉に 私の手はピタリと止まった



……確かに○○高校はお兄


大翔の通っている高校だ




−嫌な予感がよぎった





「ちょっと昌樹 縁起でもないこと言わないで…よ」



「ハハハ…だよな」







そのときだった







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