【短編】私のcoolな彼氏[続2編追加]
「まあ、とりあえず、家に行こうか。」


やっぱり、強制的に櫂の家に直行。


超笑顔で。


「櫂、たっちゃんとは見ててわかってるでしょ?」


「あのな。俺は、弥生のそばにいる男が許せないだけ。竜樹とか関係ないんだよ。」


私は、櫂を宥めようとしても無駄みたい。


「櫂....」


「弥生」


櫂は、私の名前を呼ぶと優しく抱き寄せた。


「俺は、弥生をもう手放せないんだよ。」


私の耳元でそう囁いた。


私は、顔が熱くなってきた。


たぶん、真っ赤だよ。


恥ずかしい。


「私だって、櫂以外とは、考えられないよ。考えたくもないし。」


私だって、わかってるよ。


櫂に仲のいい女の子がいるだけで辛いもん。


私が一番じゃないの?


って、思っちゃう。
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