龍也くんと初音ちゃん【短編】



生徒校舎の一室にある生徒会室。

いつもは静かな雰囲気なのだが、卒業式を間近に控えた最近では少し騒がしくもあった。


「会長、昨日相談していた話の事なんですが…」
「それなら先生に言っておいたわ、検討してくれるって」
「本当ですか?ありがとうございます!」



前学期から生徒会長になった初音は、的確な判断と皆をまとめる指導力から他の生徒会の人間から慕われている。

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