制服のボタン

誕生日



「好きです。付き合って下さい!」





って…はいっ?…



この学校で私と陵弥の事知らない人、まだいるんだ…


驚いてる場合じゃないや…





「ごめんなさい。彼氏いるんで…」



言い終わると同時に陵弥が。




「コイツは俺のだし。譲るつもりも別れるつもりもないんで諦めて」




って冗談ぽく言ってますが…



目が笑ってなくて。




あーあ気の毒に目の前の男子はビビっちゃって。





陵弥は私をぐいぐい引っ張って。




「何で告られてんの?」


って私を睨む。




「まさか陵弥との事知らない人がいたなんて思ってなくて…」





「あー噂じゃ夏休み中に俺ら別れた事になってるからな」





……そうよね…


確かについこの前までギクシャクしてましたが…





それにあんな派手な登校したのにね…






「文化祭が近いから余計じゃねぇ?」



あーみんなカレカノで回りたいものね…




「野郎どもなんか目の色変えて鼻息荒いぞ…」




…ふぅーん…




そうゆうとこ、女子も同じじゃない…?







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