FAKE‐LAKE
「やっぱりそうなんだね」

リーナは別段驚きもせずに言う。

「どうして知って……?」

「アツキの看病してた時にそうかなって思ったの。……そう、なんか直感的に『この人、“シャドウ”なんじゃないかな』って」

私、勘はいいほうなのよ、とリーナは得意そうに笑う。

「どうして知ってて優しくしてくれるんだ? セティも君も。俺は犯罪者でお尋ね者なんだ。どうしてこんなに」

「分かるからよ」

アツキの言葉を遮ってリーナは尋ねた。

「復讐……だったんでしょう?」

ゆらり、とアツキの表情が揺れる。

「気持ち分かるもの。それに、その事でアツキ苦しんでたじゃない。心から悪い人間じゃないって思ったし、そう信じてるの」

リーナはアツキの胸に寄り掛かった。ぎゅっと腕に力を込める。

「アツキの事が、好きだから」


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