FAKE‐LAKE
だから、あえてレイにアンジェの話はしなかった。
「思い出すまで話さなくていい。レイは身体的にも精神的にもまだ完全に回復したわけじゃないからな」
次の年にはレイは普通に会話出来るようになり、持ち前の明るい性格が現れはじめた。二歳になるちびっこロゼの面倒をよく見、ロゼもレイによく懐いている。
その頃セティの屋敷にあった本の残骸から奇術の本を見つけ、夢中になった。手先が器用なのか、レイは手品がものすごく上手かった。
自分の特殊能力の事も、その力を持つ理由も思い出した。今、レイはその力を自由にコントロール出来る。
「滅多なことで使うなよ」
「わかってるよっ、先生」
セティにそう言った矢先、力を使って銀色の小さいボールを弾けさせる。
キラキラ光る銀の粉を指差して夜空の星と言い、レイは笑った。
「僕の特殊能力はお薬と一緒だね。使い方間違うと人を殺すけど、正しく使えば人を笑顔に出来る」
「思い出すまで話さなくていい。レイは身体的にも精神的にもまだ完全に回復したわけじゃないからな」
次の年にはレイは普通に会話出来るようになり、持ち前の明るい性格が現れはじめた。二歳になるちびっこロゼの面倒をよく見、ロゼもレイによく懐いている。
その頃セティの屋敷にあった本の残骸から奇術の本を見つけ、夢中になった。手先が器用なのか、レイは手品がものすごく上手かった。
自分の特殊能力の事も、その力を持つ理由も思い出した。今、レイはその力を自由にコントロール出来る。
「滅多なことで使うなよ」
「わかってるよっ、先生」
セティにそう言った矢先、力を使って銀色の小さいボールを弾けさせる。
キラキラ光る銀の粉を指差して夜空の星と言い、レイは笑った。
「僕の特殊能力はお薬と一緒だね。使い方間違うと人を殺すけど、正しく使えば人を笑顔に出来る」