* 唯一無二 * ☆最初で最後の想い☆
最悪…。


「お疲れ!!」


俺達の前を話題の人物.准平が
通り過ぎる。


准平は俺達と同い年。
仕事も真面目でいい奴だった。


「准平!!お前梨華と別れたらしいな?」


誠也が声を掛けると准平は
足を止めた。


「おぅ。もぅあの女マジ最悪だよ。
俺.付き合って一週間で別れて
くれ…って言ったのに別れ
てくれなくてさ…。
俺の部屋に転がり込むわ…朝は
なかなか起きねぇから俺も遅刻
ばっかで…向こうから言って
くれて本当に良かったよ。
あっ…陸.今度の梨華の標的は
お前だぞ…気を付けろよ。(笑)」


「やっぱり…(笑)陸ちゃんかっこいいから。」


「うるせぇ!!誠也お前があの女
どうにかしろよ!!
お前は女の扱いには慣れて
んだろ!!」


「無理です。あの女は狙った男は
どんな手を使っても手に入れる
タイプだから。
まぁ.お前がその手に乗ら
ない事だな。」


准平も横で大きく頷いている。


「俺が乗る訳ねぇだろ!!」


「だとは思うけど…陸.本当に
気を付けろよ。」


誠也の真剣な顔に俺も頷いた。
< 200 / 437 >

この作品をシェア

pagetop