‐白雪姫と悪魔なアイツ‐



 中学の頃、あたしはこんなに暗くて、
 自分から一人でいるなんてことはなか
 った。



 逆に皆のところへ自分から入ってった
 り、もっと明るくて恋だってする。



 普通の女の子だった。



 だけどお母さんのお店を手伝いだして
 から――…。



 あ。



 その日、家に帰るとこってりあたしは
 お母さんに怒られた。



 「あんた、昨日忙しかったんだから!!」



 昨日あたしはバイトをすっかり忘れて
 たんだ。



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