addiction-00



その時、姫が振り向いた。


何かと思い首を傾げる。


「やっぱり、彗がいないと楽しくないですよね」


全開笑顔でそう言って再び前を向いた。


そんな風に言われたら、僕は諦めがつかなくなる。


いつもそうだ。


諦めようとすると、そんな事を言ってくる。


また諦めがつかなくなった。


コレも全部、君のせいだ。















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