リーフのつばさにラヴレター

到着までの足踏み

待たせるよりいいだろうと、上がらなそうで上がりまくるテンションをどうにか静め、電車に乗る。




ドキドキだけが、鳴り止まない。


動悸が見えてしまうんじゃないか、体中それに落ち潰されてしまうんじゃないかって、胸にスピーカーが生えたように心配に成るほど。






先生はどんな気持ちだろうか。


俺と出かけて迷惑ではないんだろうか。




そんなことをグルグル考えながら、待ち合わせ場所に向かった。





いや、先生が来るまで考えているつもりだった。



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