リーフのつばさにラヴレター
それにつられて皆、拍手。


当の本人、先生はえっ?!と、顔をして校長先生を見た。


そりゃあんだけ、いいどころを持っていけば、誰だってあげたくなるさ。

みんな同じなんだろう。
拍手や声援は止まない。
先生は恥ずかしながら前に出ていき、金一封の袋を貰ってからマイクを向けられた。


一言。



《ありがとうございます》


と、一礼を軽く。



俺達の優勝商品はというと、某有名なお菓子が沢山入った段ボールの詰め合わせが贈られた。



期待ハズレではあったが、自分では滅多に沢山買わないし、その中にはアイスクリームもあって秋とはいえ、まだまだ暑い時期に体育祭でアイスは癒しだった。


一人ブーブー言ってるやつがいたがしらねぇ。




さぁ、今日は早く寝よう。明日は休みだからゆっくり長くそのお先生の走りを思い出しながら寝ようとぼうっと考えていたら、『明後日までにちゃんと決めておくよ』と、すれ違い様に言われてしまった。



ものすごいびっくりして胸が飛び出るくらいドキドキしていた。




意外に疲れていて、すっかり賭けごとも忘れていた。



……───やっぱり今日も眠れないかも……





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