奪ってKiss




翌日。




サークルに行きたくなかった。




優ちゃんにも話せない。




私は、メールで、休みます、と連絡を入れた。




なんで…




なんであんなことしたの…?




なんで謝るのに




あんなことしたの…?




そのまま、時間だけが経って、夕方になった。






―ピーンポーン…





インターホンが鳴る音と、お母さんと誰かがしゃべる声が聞こえた。




けど、そんなの気にせずにいた。





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