奪ってKiss




言い終わったのに、まだドキドキしてる。




けど、




「“先輩”はいらない」




と、まだ絡む視線。




~~~~っ!




そんないきなり…




「ね?」




その声に、身体も心もトロケソウになる。




「…りょ…亮爾…」




身体中が熱くて、恥ずかしい。




そんな私を、先輩…亮爾が、ギュッと抱き締めた。




「やっば。幸せ過ぎる」




その言葉に、また幸せになる。




「ちなみに敬語も禁止な。先輩って言ったり敬語使ったらオシオキな」




そう笑う先パ…亮爾に、




「もーっ!」




と、頬を膨らませ、2人で笑った。





< 170 / 218 >

この作品をシェア

pagetop