奪ってKiss





「…はい?」




私は耳を疑った。




「お願い!明日、杉浦とデートしてやって?」




酷くないですか?




けど、キャプテンにそんな風に言われたら断れない…




両手を合わせて、お願いって上目遣い。




これはヤバいでしょ?




だから…




「はい…」




頷いてしまった。




「本当にサンキューな!」




先輩は軽く抱きついて嬉しそうにしている。




心臓がヤバいよぉーっ!




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